照明ネットワーク

照明のネットワークに関する記事を書きます。照明の通信を行うのに使えるツールなども作成していく予定です。

【システム構成】SUPERBOWL Halftime


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ネットワーク設定

IPアドレス設定

設置箇所・スペアによりIPアドレス設定が異なります。IPアドレスを「10.*.*.*」で構成されているのはArt-Netが使用されているためでしょう。下記がVia12のIPアドレス一覧です。

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Via12 IPアドレス
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Via12 スペア IPアドレス

同じ場所にメインとスペアが設置されている場合、3セグメント目を変更し、4セグメント目を同じにすることで統一感を持たせていると思います。

重要注意項目

重要注意項目内容が非常に参考になります。

・全てのS400はバージョン6.0で使用してください

→バージョンを統一していない場合、動作が同一でない可能性があります。

・光ファイバーは、全長に関係なく5本を超えるケーブルで構成されてはなりません

→延長をすると予想外の信号ロスなどに繋がる可能性を懸念して、というのが一つ挙げられます。

・イーサコンやCAT5Eカプラはありません

→イーサコンやCAT5Eカプラを使用しないのはリスクがあると考えられている(?)

・RDMを演目中に使用しないでください。RDM検索中のDMXデータには信頼性がありません

DMXRDMは同じ信号線を使用するためです。

・全てのVIA12スイッチはそれぞれ独自のIPアドレスにし、同一ソフトウェアをロードしてください

→同じIPアドレスに設定すると通信がうまくいきません。ソフトウェアは同一でなければ同様の動作をしない可能性があります。

・全てのVIA12ポートスピードは"Auto Negotiate"にセットしてください

→基本設定と思いますが、設定箇所のため記載しているのだと思います。
参照:LDI Show Super Bowl LIV Halftime Show Lighting Network System(Important System Notes!より
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まとめ

大規模のネットワークシステムの例としてSUPERBOWL Halftimeを挙げました。